【新唐人2012年6月21日付ニュース】近日、中国のネット上のある書き込みがネットユーザーの注意を引きました。海南省の楼さんによると、妻が2年前、海南病院で脳手術を受けたとき、片方の腎臓を盗られたそうです。それだけでなく、骨髄も盗られ、脊髄神経など、体のほかの部分も破壊されていたそうです。
楼さんによると、家族に全く知らせない状況下で、妻・馮花さんの胸部が開かれ、肋骨も開かれていたことが、術後にわかったそうです。後にまた、腎臓も一つなくなっていると知らされました。
被害者の夫 楼宏順さん
「怪しいと思ったので写真を色々な医者に見てもらったら、みな腎臓が一つなくなっていると言いました」
楼さんはミニブログに妻の術後の写真を掲載。妻の馮さんは脳手術の後、記憶を失い、寝たきりになったそうです。幼い子供は面倒を見ることができないため、檻(おり)の中に入れられています。一家は経済の面でも苦境に陥っています。
被害者の夫 楼宏順さん
「脳血管動脈瘤の治療をしたと言っていますが、病院の動脈瘤検査の写真をコピーしてみると、妻に脳動脈瘤はありませんでした。彼らに下心があるのです。金儲けと臓器を盗むためです。我々から高額な治療費を騙し取ったのです」
この事で楼さんは、海南省の各部門を奔走。しかし何の結果もないそうです。
被害者の夫 楼宏順さん
「海南のほとんどの部門を訪ねました。誰も相手にしてくれません。警察に届出ても誰も相手にしません。後に全ての資料を法医学者にも送りました。そしたら、妻のこの病気は今は真相がないから将来明らかになるだろうと言いました。彼のこの言葉ではっきりわかりました。妻が被害を受けたのは確かな事なのです」
病院側は責任から逃れるため、馮さんを病室から連れ出し、廊下で寝かせたこともあったそうです。馮さんのようなケースは中国では始めてはありません。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)